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スウェーデンからの報告 2008.01.25開始


翻訳会社 Language Union のスウェーデン語の翻訳者が、選んだスウェーデン国内の最新ニュースです。日本にいては分からないスウェーデンの情報を、読み易い日本語にしてご紹介しています。


第3回 " スウェーデンの育児制度について " 2008/06/17


スウェーデンでは女性の社会進出がめざましく、70年代から出生率の低下が目立ち始めました。それに伴い、スウェーデン政府は少子化対策として、 育児休暇中の所得を保証する制度を始めました。改正を経て、現在の育児休暇は、 両親で合計480日、父親はそのうち最低でも60日とるべきとされています。


シングル・マザー、シングル・ファザーの場合は、各480日ずつとることができます。 休暇は、子供が8歳になるまでの期間にとることができ、カップルによっては、 父親と母親で半分ずつとったり、仕事をハーフタイムにしたりと状況にあわせて調整が可能です。


育児休暇中は、所得の80%が毎月、国から支給されます。この所得保障には、産院への通院、両親学級への参加、子供が病気になった場合などの休暇も含まれています。


母親に抱きかかえかれている赤ちゃん

所得保障だけにとどまらず、両親は、子供が16歳になるまでの育児手当、住宅手当など金銭的な面でのさらなる援助を受けることができます。養子を迎えた両親も同じ権利が与えられ、 双子やそれ以上の子供を持つ親には援助が多くなります。


もし子供が病気や障害を持っていれば、サポート・アシスタントを頼んだり、特別手当を受けることができます。これらの様々な援助により、 スウェーデンでは仕事を持っている女性が大多数にもかかわらず、近年では出生率に回復がみられています。


スウェーデンの国旗

出生率の回復には、所得保障や金銭的援助だけでなく、父親の育児休暇取得による育児参加も多大な影響を与えていると思われます。 スウェーデンでは、平日にベビーカーを押す父親をよく見かけます。


もともとスウェーデンでは家事は男女で分担するのが当たり前だと考えられているので、男性も育児に積極的です。 それでもやはり育児休暇をとる男性は女性より少ないようですが、年々増加傾向にあります。育児休暇への権利は、法律に明記されており、女性はもちろん、 男性も育児休暇を取りやすい環境、それがスウェーデン社会では実現されています。


次回の"スウェーデンからの報告"をお楽しみに!!


参考:

“Blivande Foraldrar”, Forsakringskassan

“Barnfamilj”, Forsakringskassan / “Foraldraledighet”, PTK


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